新ニンニクの炊き込みご飯(5月)

#ごはんのこと

なりちゃん

2021/11/12

これは、5月の話。備忘的にいまここに残すけれど、いいですか、5月になったら思い出してください。

時はさかのぼり、5月。初夏。
新ニンニクを見つけたならば即、新にんにくの炊き込みご飯にするのがいいと、バイト先の店長さんからさっき友達になった人にまでこんこんと言い聞かせる人間になってしまった。
きっかけは、通っている農園の農園長さんが「五月はね、新にんにくの炊き込みご飯ですよ。これを食べないと五月を損しているといっても過言ではない」と静かに言ったことだった。その声色と表情から、その言葉を信じるほかなく、それからはもうずっと新にんにくの炊き込みご飯が気になって仕方ない。「新にんにくが手に入ったらどうしても作りたいものがあって」と恋人に話すと「それなら駅のスーパーに売ってるよ」と即答。なんちゅう観察眼。そんな身近にあったなんて。さっそく向かうと確かにある。それも大袋に入って道の表側にドドンと山積みで。大事に抱えて持って帰るやいなや、「新にんにくがより”新”であるうちに食べたいんじゃ・・・」(冷静に考えれば別に急ぐ必要はないと思う)と思い、晴れてその日のうちに新にんにくの炊き込みご飯を実現することになった。
作り方はあっけらかんとシンプル。
まずは米を研ごう。二合が作りやすそうだ。
そのあと新にんにくをひとつ取り出して外側の厚皮を剥こう。手で簡単にできる。薄皮はついていてもいなくてもいい。一粒ずつに分けてしまおう。
そして土鍋に「研いだ米」「米同量の水」「酒をぐるっとひとまわし」「塩をパラり」そして「一粒ずつに分けた新にんにく」を配置して、準備おわり。
火にかけてぶくぶくしたら蓋をして弱火で10分。
そのあと(蓋はしたまま)火を止めて10分待つ。
んで蓋開けてかき混ぜたら完成!はあなんてシンプル。
これまで二日連続で二度食べた(しかも今夜も作る予定、食べ過ぎ)のだけど、最後かきまぜる段階で薄皮をとってしまうと食べるのが気楽(熱いから気をつけて)。
お茶碗によそったら、そこにバター一切れとしょうゆと(たまりしょうゆがたまらんかった)胡椒をかけて、さあめしあがれ。
新にんにくは「これがにんにく?」と思うほど臭みなく甘みが強く、ほくほくと芋のよう。バターとしょうゆとあうんだなこれが。途中で味変するのも楽しくって。あれよあれよと一人一合食べきってしまうんです不思議です。
五月といったら立原道造の病床で言った「五月のそよ風をゼリーにして持って来て下さい」が思い出されてなんとなしに寂しく美しい季節だとおもっていたが、これからの五月はどうやら、なんとなしに寂しく美しくも、とんでもなく美味しい季節、になってしまいそうだ。新にんにく、まだきっと近くのスーパーで見かけられます。見つけたならば即、どうぞ。
5月の備忘録でした。
さてさて、今日もあったかくして出かけましょう。
文章をシェアしてくれたらすっごく背中押されます。
Have a good day!
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